昨年同様、無事にご挨拶ができることを有難く感じています。旧年は、新型コロナの影響で、生活様式、コミュニケーション、仕事の在りようも変化し、その目に見える行動や形式の変化に伴って、内面(感性・価値観)の変化も大きかったように思います。各方面の先生方、医療機関の皆様、関連会社の皆様に対し、旧年中のご厚情を感謝申し上げるとともに、もし何らかの悲しい出来事と遭遇されたのであれば、心から、同悲と哀悼の意を表したいと思います。ただただ、胸が痛みます。
昨夏、新聞に、女優の有馬稲子さん(88歳)の終戦(1945年)引き揚げ話しがありました。(この話は、映画監督の小津安二郎が気に入っていたとのこと)終戦の日、当時日本の統治下にあった京城(ソウル)で13歳だった有馬さんは、母と共にイワシのポンポン船で釜山からの密航を決意し(港には監視船がいて密航船は容赦無く銃撃されていました)命からがら日本(下関)に到着します。その一文です。「運を天に任せてエンジンをかける。船底に寝て!船長の指示通り、イワシ臭い船底にマグロのように横たわりました。ポンポンポン—。すごい音です。今撃たれるか、今撃たれるか、目をつむり、息を殺しました。1時間程たった頃、なぜか港を出ることが出来ました。でも気を抜けません。エンジンの故障で何度も漂流しました。船にはトイレがありません。真ん中に穴を開け、そばに細い柱を立てた一枚板を船べりから海に突き出し、その上で用を足すのです。いつ落ちるか、それも恐怖でした。」
有馬さんは「子供の声」という段落で、以下のように述べます。「今、心を痛めているのが子供の貧困です。終戦直後、ちゃんと食事ができていない子供がいましたが、戦後75年、豊かで華やかになったこの日本で、1日3食食べれない子供がいるなんて信じられますか。日本がおかしくなっている気がします。コロナにしても直ぐに誰かを責めるし。養育費を払わない男性もいます。若い女性達は男を見る目を磨いて欲しい。“こども食堂”に興味があります。私は子供を持てませんでしたが、大好き。子供の声をうるさがる不寛容な風潮もありますが、子供の声が響く社会こそ、平和の象徴だと思います。子供よ、はばたけ!」
大局から見て、どこに力を注ぐべきか、何が本質的に大事か、その優先順位はどうなのか、上に立つ人の責任はとても重いものです。ただ、一人一人が、自他の一体感から、皆で幸せになるような常日頃の姿勢がないと、英断を促すこともできません。時には自分自身が痛い思いを引き受ける覚悟も必要です。一人一人の意識が大切だと強く感じる日々です。
末筆になりますが、先生方・関係各位にとって、幸多き一年となりますよう切にお祈り申し上げます。
旧年中も本当にお世話になりました。
昨年もプラス麻酔、プラス外科、プラス内科をご利用頂き本当に有難うございました。2020年、コロナの影響にて例年参加をしておりました「臨床麻酔学会」、「心臓麻酔学会」、「ペインクリニック学会」、「小児麻酔学会」への出展参加が出来ず、ご挨拶ができなかった先生方も多く非常に残念でした。そんな中、今年度は、新たに2つの自社サービスサイト「プラス内科」、「プラス外科」を開設いたしました。まだまだ未熟なサイトでご不便をおかけしておりますが、私どもの強みを生かし幅広い診療科の先生方にご信頼いただけるよう、最善を尽くさせていただきたいと思います。本年も弊社サイトをどうぞよろしくお願い致します。
麻酔科医の羅針盤、第6回目の出演者は東邦大学医学部麻酔科講座(大森)教授 武田吉正先生です。第6回目のテーマは「麻酔科医の働き方の変化に備えるには」という事で、麻酔科医の働き方が今後どのように変わっていくのか、現在の麻酔科医の状況を交えながら当社、代表の勝又と対談をして頂きました。
話の中心となったのが麻酔看護師についてでして、麻酔看護師の制度導入に伴い麻酔科医の働き方はどうなるのか、麻酔科医としてどのような心構えで今後のキャリアを築いていけばよいのか、興味深いお話を沢山お伺いする事ができました。こちらは弊社の麻酔科情報サイト、「プラス麻酔」に記事を掲載しておりますが、「麻酔科医の羅針盤」はプラス麻酔に登録されていない方でも読む事のできるコンテンツです。
記事はこちらから https://plusmasui.com/page/voice_6/
麻酔科医の羅針盤では麻酔科医師の為になる情報を発信できるよう誠心誠意努めて参ります。次回以降の対談もご期待くださいませ。
今回は医師採用の「いろは」とは主旨が異なりますが、この緊急事態(コロナ禍)において、私が医療従事者の皆様と日ごろ接している中で、強く感じたことを書かせて頂きます。
昨年は、コロナ禍で多くの医療施設で想定外のことが起こったように思います。そのような中でも、医療従事者の皆様の業務遂行に対する踏ん張りで、医療崩壊が叫ばれながらも、ギリギリのところで安心した生活が保たれていると感じます。本当にありがとうございます。
このような環境下でも、仕事柄、多くの先生方をはじめ医療スタッフの方々にお会いし、幅広くコミュニケーションを取らせていただきました。国民の健康を支える医療機関の方向性を考える時、様々な価値観・考え方がある中で、経営者(理事長や病院長)や執行部の“決断力”“腹のくくり”は改めて重要と感じています。
医師に限らず、スタッフの一人一人に生活があり、守るものがあるはずです。それでも医療行為にかかわる者の責務として、必死に最前線で頑張っていただいてます。また、執行部も経営的な数値は、多くがシャレにならないレベルまで落ち込んでいます。それでも、前を向き笑顔で日々の陣頭指揮を執って頂いています、本当に頭が下がります。
訪問した幾つかの医療機関では、スタッフの一人が「先ほどの急患が陽性反応に…」と休診や手術室閉鎖などの対応に追われていました。そういう時、決断とスピードが重要です。
また、そんな状況なので急な予定変更も日常的なようです。非常勤の先生方へのお休み依頼や、常勤先からの外勤禁止等、やむを得ないお願いが多発しました。そのような内容を、先生方へのリスペクトを忘れずに本当に申し訳なさそうにお話しいただきました。そして、多くの先生方が、医療機関の窮状に合わせて、柔軟な勤務シフトにご協力いただきました。
ただ、一部で自分ファーストの方がいらしたことは残念に思います。
なかなか出口が見えない新型コロナウィルスですが、働き方や働く環境選びにおいて、多くのヒントがあるようにも思います。
新年あけましておめでとうございます。応援依頼のある医療機関も300以上に増え、地方の医療貢献に前向きなドクターネットワークも1500人超となり、ようやく多くの医療機関やドクターに認知いただけるようになりました。実際に地方の応援稼働いただく「僻地医局ドクターネットワーク(HDN)」も稼働し始め、現地に常勤医として赴任いただく事案も増えてきており、地域行政や地域住民からの喜びの声もいただくようになりました。
また応援勤務いただいたドクターからは
- いつか機会があれば困っている地方の医療に役立ちたかったので、これからも各地に出向いて行きたい。
- 転居を伴わず田舎での勤務体験・貢献できるところがいい。
- 行った先の勤務環境が予想以上に良く、気に入ったので、定期非常勤での応援や常勤赴任も考えている。
- 以前から興味のあった地域だったので赴任できて嬉しい、出来るだけ長くがんばりたい。
- 応援に行った先周辺でのグルメやレジャーでリフレッシュでき、楽しみになった。
- 先日は地域の課題について意見を求められ頼られた・・・やりがいを感じた。
とのお声をいただいております。
「現在の勤務先や生活環境を変えない範囲で自分のキャリアを僻地医療に役立ててみたい」「スポット勤務で体験をしてみた上で、定期非常勤や常勤を考えたい」というドクターの意見を取り入れた稼働スタイルでご活躍いただき、地方の医療に貢献できるような仕組みを作り上げられるよう本年も取り組んで参りますので、ドクター・医療機関の皆さま、変わらぬご指導ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
僻地医局で検索
https://dplus-agt.com/hekichi/医師の転職市場では、毎年4月入職を目処に転職活動をされる先生が多い傾向にあります。また半年前から転職活動をスタートする先生方が多く、それに合わせ医療機関も採用活動を積極的に行います。その為9月から翌1月頃までがもっとも市場が活性化する時期です。Dプラスの斡旋部門の方針は〝先生方と医療機関にとって双方のプラスになる仕事をすること この一事に妥協しないことをお約束いたします。先生方に取って何がベストなのかを、医療機関にとって何がベターなのかを、第三者の立場からお伝えして出会い・ご縁を大切にしたいと思います。勝負はすでに秋頃からはじまっているのかもしれません。
予定 | 実例 | |
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麻酔科医 15年目/男性 |
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9月 |
Dプラスにお問合せ 担当エージェントとのメール・電話でのコンタクト開始 |
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10月 |
エージェントとの面談 |
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11月 |
面接・見学開始 見学の数に関しては。再度調整いたします
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12月 |
入職条件書の確認・調整 勤務先決定 |
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1月 |
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2月 | ||
3月 |
お引越(必要に応じて)
現勤務先の有給休暇取得
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4月 |
入職 |
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現在の勤務状況、生活環境、ワークライフバランス、将来設計、モチベーション等を丁寧にヒアリングすることによって、次のステージへの道筋が見えて来ます。
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豊富な紹介実績によりこれから起こり得る事象や周囲の反応等をニュートラルな立ち位置からコメント致します。サスティナブルな就業にはバランスが大切です。
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医療機関との強い協力関係から、希少な案件や、未公開案件等をご提示致します。特に、部長職・院長候補職など、責任を伴う高収入案件は内々で動きます。
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採用責任者の事務長や院長先生と、丁寧に綿密に条件を交渉致します。気持ちよく、長く勤めるには、お互い様の意識(ウィンウィンの関係)が何より大切です。
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Dプラスが目指すものは、「生涯のパートナー」です。入職なされた先生方とは、適時連絡を取って、就業環境や将来の相談等、何時までもサポートします。
最後までご覧頂き、誠に有難うございます。
まだまだ新型コロナウイルスの脅威が衰えない状況でございます。弊社でも今年は全社員リモートワークの導入など、大きな変化があった1年となりました。現場の先生方、職員の皆様のご負担を少しでも減らすべく、微力ではございますが弊社も個人個人が感染防止に努めてまいります。医療現場の方々のご尽力に心より敬意を表すとともに、深く感謝申し上げます。
転職の市場もこの1年でかなり変化がございました。ご転職やアルバイトのご相談、今後のキャリアに関するご相談はもちろん、その他些細なことでも是非弊社までご相談くださいませ。医療機関の採用ご担当者の皆様も、求人情報などお寄せ頂けますと幸いです。下記メールアドレス・電話番号の他、「ヒアリングシートご記入フォーム」でご相談を受け付けております。
宜しければご回答のほどお願い申し上げます。